「virocell」約1940×2900 mm、高知麻紙、染料、蛍光顔料
朱宮神佛具店の店舗を見に行った時、店舗屋根の巨大な観音像に目を奪われ、観音菩薩の降り立つとされる浄土の世界、ポータラカ(Potalaka)=補陀落を描きたいと思いました。
補陀落は南方の海の果てにある八角の形状の山と考えられ、アジア各地に補陀落に因んだ土地は点在し、観音信仰の霊場とされてきました。
日本でも熊野や日光、京都の清水寺等も補陀落と捉えられ、さらに補陀落を目指すために南方の海へ渡海する捨身業で偶然沖縄へ漂着した僧侶はこの地を補陀落と考えました。
そういった各地の補陀落にまつわる由来を調べながら、それぞれの人たちが想像した浄土のイメージを描こうと思います。
高田 研二郎Kenjiroh Takada
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