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トップ>shumiya art window>vol.24 宮島 弘道 展 ウエポンの断片

「Tank Picture Frame」

コンセプト- Concept -

本展開催にあたり、作品を作る端緒となる話をしないわけにはいきません。朱宮仏具店の屋上に立つ仏像は観音菩薩だと聞きました。阿弥陀三尊像では阿弥陀如来の2体の脇持で向かって右脇に据えられ、悩みに寄り添う慈悲の象徴の菩薩像です。古くから「観音さま」と親しみを持って民間信仰の中心にありました。
では向かって左側の脇侍は一体何なのか、、、それは勢至菩薩です。観音菩薩に比べるとあまり知られていませんが、阿弥陀如来の慈悲の象徴が観音菩薩であれば、智慧の象徴が、勢至菩薩です。慈悲と智慧の集合が阿弥陀如来となるわけです。仏の智慧とはいかなるものか、人間が知識と経験から積み上げてきたきた知恵とは明らかに違う、そこ知れぬ厳しさを感じるのです。

かつて、お釈迦さまの説法は、人々の迷いを悉く打ち砕いたと伝えられています。その様子は大車輪が転がるようであったと喩えられています。輪は当時のインドの戦車のことです。悟りの真理が武器に例えられていることが印象深いエピソードです。
仏教における武器というともう一つ、密教法具の金剛杵(こんごうしょ)が挙げられます。古代インドでは帝釈天などが手にする武器でしたが、密教に取り入れられ、人間の心の中の煩悩を打ち砕く、仏の智慧の徳を表す法具として用いられています。

今回、制作する作品では仏教における法輪や密教仏具の金剛杵から受けた武器のイメージを抽出し、 慈悲の象徴である観音菩薩像と場所を共有することで生まれる関係に注目して制作しました。

アーティスト紹介- Artist profile -

宮島 弘道MIYAJIMA HIROMICHI

1970
長野県生まれ
1994
武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了
現在
創画会会員 女子美術大学教授
 
武蔵野美術大学で日本画を学び、その後、日本画団体展創画展を中心に活動。

主な展覧会歴

団体展

1993
創画展・春季創画展出品(~現在)

1997
春季創画展春季展賞受賞(`00)

2004
創画展賞受賞(`05/`06)

 
公募展

2002
第5回菅楯彦大賞展出品

2012
第5回日経日本画大賞展出品

2014
公募団体ベストセレクション美術2014 推挙

 
個展

1999
北村美術(長野県飯田市)

2004
蓮華庵南無(長野県飯田市)(`08`14)

2005
アートスペース88(東京都国立市)

2009
g-FAL(武蔵野美術大学)

2011
コートギャラリー国立(東京都国立市)(`14)

2018
– 煤と水滴の向こう側 –
アンフォルメル美術館(長野県下伊那郡)

 
グループ展

1999
橋の会(日本橋高島屋・中央区)(~`03)

2000
表現の磁場 – 日本画の現在 – (武蔵野美術大学)

2010
現代の創造展(~現在)

2014
座の会(O美術館・品川区)(~現在)

2017
滝沢具幸 宮島弘道 2人展(長野県飯田市・吾亦紅)

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朱宮神仏具店 甲府本店2F
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